ソフトウェア名:JChemPaint
ライセンス:LGPL(フリーソフト)
対応OS:クロスプラットフォーム(Java:Windows, Mac, Linux等で使用可能)
最新版:3.3-1210 2012/8リリース (’14/10/3時点)
開発元:The CDK Project
日本語:不可
ファイルフォーマット:
・インプット mol, cml, sdf,InChI, SMILES, MDL RXN Molfile
・アウトプット svg, png, jpg, bmp, mol, cml, cdk,InChI, SMILES, MDL RXN Molfile
Javaでコーディングされているため、Javaが導入可能な環境であれば使用可能な分子構造式エディタ。
一通りの機能がそろっている。
Javaなので環境によっては動作が重くなることがあり注意が必要。スタンドアローンでの使用はもちろん
Webアプリとして使用することも可能である。
対応フォーマットも比較的多いため、ファイルが読み込めずに困らなくてすむ。
開発元のCDK Project(Chemistry Development Kit Project)はJavaでのケモインフォマティクス・バイオインフォマティクスツールを提供しているプロジェクトであり、JChemPaintやJmol, JOELib, Bioclipseといった成果物を利用することができる。
開発物はオープンソースであるため、基本的に無料で利用することが可能。
ちなみに使い方はjchempaint-***.jarをダウンロードして、拡張子が登録されているOSであればそのままダブルクリック、そうでない場合はコマンドプロンプト等で
java -jar jchempaint-***.jar
とすれば起動可能である。
オンラインで使用できるサイトがいくつかあるので、導入する前に使用感を確かめてみるとよいかも。
使用するためにはJavaが必要なものの、Javaさえあればインストールする必要がないため、Windowsで使用する場合にはレジストリを汚さずに済むのも特徴と言えるかもしれない。
Javaで書かれており、LGPLライセンスであるため、Web開発者にとっては使用しやすいのかもしれない。
まとめ:独特の使用感、重めの動作を除けばクロスプラットフォームであり様々なファイルフォーマットに対応しているため、おすすめできる。