ACD/ChemSketchについて

ソフトウェア名:ACD/ChemSketch
ライセンス:商用(個人での利用は無料)
対応OS:Windowsのみ
最新版:14.0 2013/11/7リリース (’14/10/7時点)
開発元:ACD/Labs
日本語:不可
無料or有料:スタンドアローンでの使用はフリー。
ファイルフォーマット:
・インプット:ACD/Labsオリジナル(sk2), ChemDraw形式(cdx),ISIS Sketch形式(skc), InChI, SMILES
・アウトプット:ACD/Labsオリジナル(sk2), ChemDraw形式(cdx), ISIS Sketch形式(skc), pdf, mol, sdf, rxn, InChI, SMILES, cml, ChemSketch 1.0形式(mst, rtp), イメージファイル(gif, png, jpg, bmp, dib, pcx, tif,wmf), html,

なにかと無料の化学構造式エディタであるとChemDrawと対比されるソフト。
広告は出ますが、通常の個人使用であれば無料で使用することができます。(もちろん無料使用にサポートはなし)
また見た目がMicrosoft OfficeのWordやらExcelに近いのが特徴的。
ファイルフォーマットは商用製品にしては若干少ない気もしますが、通常使用する分には十分です。

よく使用する化学構造や実験器具のテンプレートも用意されているのでお手軽に描くことができ、そのあたりの資料も昔からデファクトスタンダードのChemDraw代替品として使用されているだけあって、ネットに情報がごろごろ転がっているので容易に探すことが可能です。
個人的にはMarvinSketchの方が好きですが、通常使用する分には特に問題はないと思います。
またWindowsネイティブ形式なのでMac, Linuxユーザーは使用できませんが、Windowsユーザーならば速度・互換性の恩恵を受けられそうです。
公式ホームページに「仮想マシンやエミュレータを使えばMacユーザーもACD/ChemSketchを使えるよ!」のようなことが書かれていますが、
それならMarvinSketchいれた方が楽だしエラーも少ないと思います。

まとめ:無料の使用では若干機能や操作感の貧弱さを感じるが、ChemDrawの代替としての十分な使用実績があり、情報もまとまっているため、はじめて化学構造式エディタを使うWindowsユーザーにはおすすめ。

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